11月22日(日)に開催された「UX Japan Forum2015」
前売りチケット96枚が数日前には売りれ、当日は98名の一般参加、スタッフを含めると総勢126名となりました。予想を上回る参加人数で皆さんのイベントに対する期待を感じました。
会場は満席、急遽補助席も設けました。
開会の挨拶は、UX Fukuoka代表の吉川さん。

◆オープニング 浅野 智 氏
特定非営利活動法人人間中心設計推進機構 理事
UX Japan Forum とは。各コミュニティの様子など。
今日のテーマ「サイレントニーズを探る」について。
沖縄のシンポジウムって重要だったのですね。参加できてよかったです。

◆セッションA サイレント・マイノリティ
坂田 一倫 氏
株式会社リクルートテクノロジーズ UX デザイナー
「ユーザーの声なき声に耳を傾ける。」
私は人と話すのが好きなのでとても興味深く聞きました。その人の本当に求めるものは、話していることと真逆だったりします。
--サイレントニーズを探る、5つのステップ--
① 好奇心旺盛になれ
② 柔軟に分析せよ
③ 深く探究せよ
④ 五感を解放せよ
⑤ モチベーションを与えよ
坂田さんのスライド
RTD(リアルタイムドキュメンテーション)です。上が常葉大学、下が九州産業大学の学生さんのドキュメントです。同じ内容なのですが、捉え方、表現の仕方が違うのが興味深いです。
整然として美しい常葉大のドキュメントに対して、ノート書きの延長のような九産大のドキュメントも親しみが持てました。
◆セッションB カスタマージャーニーマップ・エクササイズ
坂本 貴史 氏
ネットイヤーグループ株式会社 UXデザイナー
フォトを中心にシナリオを。
写真は好きだけど、なかなか文章が書けないので、是非使ってみたいと思いました。
とにかく、写真と絵と文章と、記録に残すことが大事です。

平野 秀幸 氏
株式会社アクアリング 情報アーキテクト
一番人気だった平野さんのセッションは、実際のクライアント事例の話。滅多に聞けない貴重な話でした。
「失敗しました。でも、爪痕は残しました。」
◆セッションD 対話から始まるデザインプロセス
村越 悟 氏
Goodpatch リードUXデザイナー
チームビルディングについて。
「相手が何を理解できていないのかをきちんと理解する」
「偉大なプロダクトは偉大なチームから生まれる」
良いチームにするには、コミュニケーションがもっとも大切。
メールやメッセンジャーでは伝わらないこと、やっぱりあると思います。自然と対話が生まれる環境作りも大切だなと思いました。
村越さんのスライド
◆パネルディスカッション「サイレントニーズを探る」
ファシリテーター:浅野 智 氏
組織の中でどのようにUXを実施するのかなどのディスカッションがありました。
最後に浅野先生より
「今日の皆さんのサイレントニーズは
自分の未来を切り開く為の何かがUXにあると感じて、きているのではないですか?」
そう。それです。私も。
自分のというより、日本の、世界の。
常葉大学学生さんによるRTD(リアルタイムドキュメンテーション)の講評、感想。
見た目が美しいというのもありますが、次々と流れてくる言葉を書きとめ、構造化して配置しているのに驚きました。
セッション中には成安大学の学生さんによる行動観察も行われていました。参加者の分析がされていました。なかなか興味深かったです。
フォーラムの詳しい内容はこちらに
UX Hiroshima
参加者のツイート
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